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十字軍物語(1) [ 塩野七生 ]のレビューは!?

30代 男性さん
ローマ人の物語以前からのファンです。 資料の少ない東ローマ帝国時代の話を希望していた事と、 十字軍も断片的にしか知識がなかったので、 その両方の知識欲を埋めてくれる作品として期待していました。 私にとっては期待通りなのですが、一次資料、それも第三者的な 視点の資料が少ない時代という事もあってか、ローマ人の物語等の 他の作品を読んでいる方の中には淡白だと感じられるかもしれません。

60代 男性さん
「ローマ人の……」に比べると 思い込みがやや少ない

50代 女性さん
やはり面白いです 先に発行された版画の絵を見ながら読むと より興味が湧きます 来年まで次を待つのはつらいなぁ

50代 男性さん
ローマ人の物語など、著者の語り口が好きな人には、期待がもてる。話の筋もたどりやすく、これからの展開が楽しみ。

40代 男性さん
・「ローマ人の物語」完結後、もうドキドキするようなシリーズ物はないのかなって思ってましたが、書店で見かけて迷うことなく購入しました。 ・塩野さんの著作を多く読まれている方は、時代の流れ(ローマ帝国〜ルネッサンス・ヴェネチア時代)も理解されており、その中間である本書の時代に興味があるのでは? ・相変わらず人物に主眼を置いた作品(想像も含む)であり、冷静で且つドキドキする流れは健在です。しかし、時代柄材料不足なのかな?少し淡白な感じもします。 ・続編は必ず読みますよ。

年齢不詳さん
今のイスラムとヨーロッパの問題は今はじまったものではなく、今はヨーロッパのほうが強く、イスラムが押さえつけられているというイメージがあるが、つい昔まではイスラムの人がヨーロッパの人を奴隷にしていたという歴史があり、それに対抗するのが十字軍だった。ものすごく長い対立の歴史があるわけで、非常に難しい問題だと感じた。 前から連続して読まないと分からないと思う。

年齢不詳さん
十字軍は日本と西洋とで認知度が異なる。宗教に鷹揚な日本と、根幹に据える西洋とでは、理解が正反対になりかねない。しかし、本書の意味は、イスラムへの理解だろう。

年齢不詳さん
とてもおもしろかったです。2巻がたいへんまちどうしいです。

年齢不詳さん
高校時代に学習した十字軍については、ただ単にキリスト教徒が聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還すべくヨーロッパ各地から十字軍の騎士団が集まり、何回もエルサレムに出向いたことくらいしか記憶にありませんでした。この本を読んでみると高校の歴史教科書では教えてくれなかった様々なことが理解できます。読み進むに従い、歴史の奥深さが分かってきます。

40代 女性さん
塩野さんは「絵で見る十字軍物語」をオペラの序曲に,本編を第一幕,第二幕・・・にたとえていますが,私が十字軍に興味を持ったのはオペラ作品がきっかけです。「第一回十字軍のロンバルディア人」,「タンクレディ」,タッソーのエルサレム解放を元にした数々の作品。どれも多分に脚色してあるので,本当の十字軍について知りたいと思って本も数冊読みましたが,これが一番です。 「知の再発見」シリーズのものは,図版も多くて取っつきやすいのですが,文章は淡々としていて,読んでいるときはなるほどと思っても,読後それほど強い印象は残らなかったのですが,こちらは本を閉じた後も,あたかもオペラの幕が下りた後のような,残像残響が離れない気分が味わえました。